経産省が再資源化技術の開発支援

2024年01月11日/ ニュース

経済産業省が。廃棄される混合プラスチックから基礎化学品を製造する技術開発支援に乗り出すようで、脱炭素技術の開発を後押しする「グリーンイノベーション(GI)基金」を活用し、製造技術を開発する企業などを支援するのだとか。

処理状況

混合プラスチックの多くがサーマルリサイクルや単純焼却により処理されており、再資源化を加速し、二酸化炭素(CO2)排出量の削減につなげていきたいようで、GI基金事業の対象に追加し、今後開かれる有識者会議で技術開発への支援額などを示し、早ければ2024年春にも公募を始め、30年代の実用化を目指すとのこと。

複数の原料で構成する混合プラスチックから、オレフィンなどの基礎化学品をつくる技術開発を支援するようで、すでに熱分解で油化するケミカルリサイクル技術が一部商用化されているのですが、エネルギー消費量の大きさが課題になっており、今回のGI基金事業ではマイクロ波の活用など、よりエネルギー効率の高い製造技術の開発を支援する方針。

化学産業は、産業部門で鉄鋼に次いでCO2を多く排出し、国内におけるプラスチック廃棄物は年間約820万トンで、分別が難しい混合プラスチックなど廃プラスチックの多くがサーマルリサイクルを含め燃焼処理されておち、脱炭素社会の実現に向け、混合プラスチックから直接、基礎化学品を製造する技術の実用化が急務になっており、オランダ、ドイツ、米国など海外勢も技術開発を強化している中、日本も開発支援を通じ、プラスチックの資源循環を加速させたい考えのようです。



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Posted by kai10 at 11:54│Comments(0)
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